我が人生の記録

子3人、郊外にマイホーム、マイカーを持ち、時代に逆行してみます

エネファームとか太陽光とか、エネルギーについて真面目に考えてみた

      2017/02/26

今度建てる家はエネファームと太陽光発電を設置する予定。初期費用はかなりかかりますが、結局これが得なのかどうか。はっきりわかっていなかったので、ガス会社に行って説明してもらいました。

まずは太陽光発電とエネファームについて基礎知識。

太陽光発電

太陽光パネルを屋根に設置して発電するアレです。ご存知の方もいるかもしれませんが、太陽光発電で発電した電気は、自分の家で使うより、東京電力などの電力会社に売った方が得なんです。平成26年度の東京電力であれば1kWhあたり37円で買い取ってくれます。なぜ得かというと、使う電力は1kWhあたり19円〜29円くらい。というわけで、発電した電力は使うより売って、自分の家で使う電力は敢えて、電力会社から買った方が安くなります。

あ、この後いろいろ話しますが、電気は蓄電できません。

エネファーム

では、エネファームとはなんぞや。それほど歴史は長くなく、最近出てきた発電機です。正式名称は燃料電池コージェネレーションシステムです。

ではこれはどんなもんなんだ?

簡単に言うと、都市ガスから電気と熱を作り出すシステム(機器)です。正確に言うと、ガスから水素を取り出し、化学反応で電気を起こします。その時に発生する熱があるので、それをお湯を作り出すために流用する。というシステムです。

重要なのは、電気を使いたいとき、かつ、貯湯タンクに空きがある場合に動くシステムであるということです。お湯はいつでも作れるわけではなく、貯湯ユニットにお湯を貯湯する空きがあるときだけお湯を作れます。なので、お湯をあまり使わない家だったり、貯湯ユニットにお湯が満タンであれば、エネファームは動きません。

ではエネファームを入れるメリットは?というと、電気を作りながらお湯が作れる!というところなんです。なので、あまりお湯を使わない家には不向き。ガス会社の人に言われました。老齢の夫婦が生活する過程などは全くおすすめしないとことでした。

エネファームは発電効率がいいので、お湯と電気をよく使うなら導入効果は抜群なんです!ちなみに貯湯タンクに貯めることのできるお湯の量はお風呂を満タンに入れるくらいの分量らしいです。あと、エネファームで作った電気は売電できませんし、床暖で使うお湯はエネファームで作るのではなく、別途湯沸し器で作ります。ここがめっちゃお湯使いそうやのに・・・。

ダブル発電

なぜ、この2つを挙げているかというと。ダブル発電!という話があります。ざっくり共働きで子どもが3人いる家庭を想定します。

朝は張り切って家事をします。洗い物や洗面、朝風呂でお湯を使う。電子レンジやエアコン等で電気を使います。この時お湯を作りつつ電気も使うので、エネファームフル活動。ほとんど電気を買うことは無いようです。そして日中は家に誰もいません。待機電力くらいです。この待機電力分はエネファームでカバーします。チョロチョロ発電しながらお湯を貯めます。その間太陽光で発電した電気はすべて電力会社に売ります。なので、売電効率が上がると言われてるんですよね。

夕方。帰ってきたら、また電気を使います。お風呂に入るとまた、お湯がなくなるので、お湯を使えば発電してくれます。夕方はまた効率よくエネファームを使うわけです。

トータルとして売電効率を上げながら、お湯と電気を効率よく作り出すということで、エコ、なわけです。

で、我が家はどうするか。

エネファームは設置に170万円。太陽光は130万円かかります。両方で300万円。補助金は今のところ両方設置で60万円ほどでますが、来年度は40万円くらいになりそうです。毎月の売電価格はきっと1万円までいかないと思います(いろんなブログとか見ていると)。売電価格もダブル発電(エネファーム設置)だと5円ほど下がります。実際はガス会社がガス料金を安くしてくれて、ダブル発電をすることのデメリットをカバーしてくれてるんですけどね。これを考えると、やっぱり電力会社ってすごいな。傲慢。

というわけえで、結局機器の耐用年数とか初期費用とか考えると、回収することはできなそうな感じがします。ここまでくると、自己満です。どれだけ自分が「エコ」に貢献できているかどうか。

さっきガス会社がダブル発電による売電料金の下落を補填しているという話をしましたが、これも家に設置するガス器具によるんですよね。我が家はいまのところ、エネファーム+ガスコンロ+温水式床暖房(ガス)+太陽光発電という組み合わせです。これだとガス料金が11%安くなるそうです。ミストサウナをつけるとさらに13%になるそうです。でも、ミストサウナはいらないか。

ガスで動くもの

我が家では、ガス料金が安くなるなら、いっそのことガスの設備をもっと増やそうと意見になりました。あと残るはガスファンヒーター!と思っていたのですが、ガス乾燥機なるものを見つけました。かなりいいらしい。

この辺りは別の記事で書こうかと思います。

結論

我が家では予定通りエネファームと太陽光発電は投入することになりそうです。初期投資と回収はトントン。もしくは、少しマイナスになりそうです。ただ、このような設備を入れているという、自分たちに満足することにしました。実績については実際に家が建ってから報告します。

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